つま先部分に施された、一文字の切り返しと穴飾り。パンチドキャップと呼ばれるデザインのブーツです。
表革はC.F.ステッドのスーパーバック。様々な靴メーカーが使っているスエード(起毛皮革)です。ブーツに仕立てたことで、スエードの持つ暖かみが増していると思います。
こちらがバックショット。ウィングチップブーツと同様、カカト周りの切り返しはありません。
底材はビブラム社の#2810(ガムライト)です。軽さ、柔らかさに加えて耐久性にも優れており、個人的に非常に好きな底材。
合わせて、こちらのサンプルシューズはマッケイ製法で底付けを行っておりますので、とても柔らかい履き心地に仕上がっています。
昨日ご紹介した黒のブーツが「すっきり、都会的な印象」だとしたら、こちらのスエードブーツは「暖かく、素朴な印象」でしょうか。ライトなカントリーシューズと思って楽しんでいただきたい靴です。
パンチドキャップブーツ
甲革:C.F.ステッド・スーパーバック
底材:ビブラム#2810
製法:マッケイ+セメント
オーダー価格:¥75,600(税込)
完成まで2~3ヶ月