手を加え過ぎない

庭に出ると甘い香り。アトリエショップの窓際にある沈丁花です。

 

こちらは仲町台のEuphonicaさんを訪ねた際に花をつけていたミモザ。春を知らせてくれる花々は良いものですね。

 

今回はオーダーシューズから少し離れまして、革靴全般のメンテナンスについてお話したいと思います。

革靴のメンテナンス方法については様々な情報がありますし、靴の専門店や雑貨店には多くのメンテナンス用品が並んでいます。週末の靴磨きを趣味にされている方もいらっしゃるかと思います。

修理のタイミングなどを逃さないためにも、ご自身の靴をマメにチェックすることはとても大切です。とはいえ、靴を大切にするあまり手を加え過ぎてしまうのは良くありません。

たとえば週に1回のペースで履く靴でしたら、脱いだ後のブラッシングだけでしばらくは問題ありません。ブラッシングだけで消えない擦れ跡があれば別ですが、新たに靴クリームを塗るのは1ヶ月に1回ほどのペースで問題ありません。

とはいえ常にピカッと磨き立ての状態にしておきたいという方もいらっしゃるかと思います。

そんな場合はこのような液体クリーナーを使って、以前塗った靴クリームをリセットするのを忘れないでください。クリーナーがなければ軽く水拭きをしていただいてもOKです。

古いクリームのリセットは頻繁にクリームを塗る方でなくても大切なのですが、靴を磨く頻度が多い方はより意識していただくと良いです。過剰に塗られたクリームは革を割れやすくしてしまうのでご注意ください。

液体クリーナーや水拭きは(注意書きを良く読んで)サッと拭き取るように使っていただければ問題ありません。ただしクリーナーと革との相性はありますので、初めて使う際には目立たないところで試してみてください。

 

革靴のメンテナンスはシンプルで簡単なものです。お気に入りの一足と長く付き合うためには「手を加え過ぎない」感覚も大切だと考えています。

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