先日のブログでご紹介したdelightful toolのスタンダード、ロウが引いていない平紐。
嬉しいことにツイッター上で思った以上に反応がありました。この手の紐を好まれる方がいらっしゃることを実感できて一安心です。
そんな靴紐のお話の続き。今回は靴紐の通し方です。
店頭のサンプルシューズは、全てこのように紐を通しています。通し方にはきちんと名前がついていて「オーバーラップ」と言います。オーバーラップは緩みにくいため、スポーツシューズではスタンダードな紐の通し方です。
オーバーラップは機能面でdelightful toolの標準デザイン(外羽根というデザイン)との相性が良いと考えています。
靴を脱ぐ際には紐を解いて、
紐が交差している部分をこのように1カ所ずつ引っ張って緩めていきます。
数カ所緩めると、紐を通しているパーツ(羽根と言います)をガバッと広げることができます。この靴紐を緩める工程。オーバーラップですと、紐の長さがバラつくことなく均等に緩めることができてストレスがありません。
紐の通し方には慣れや好みもあります。「この通し方が好きなんだよね」「機能的にこんな通し方ないかな?」などなど、お好みや疑問がございましたら遠慮なくぶつけてください。靴を履く方にとって最適な通し方をご案内いたします。
ちなみに紐の通し方を見ると、意外な発見があるものです。フランスやイタリアの著名な靴メーカーのショップに行く機会がございましたら、是非注意深く観察してみてください。