平ウェルトとストームウェルト

グッドイヤーウェルテッド、ハンドソーンウェルテッド(9分仕立て、10分仕立て)の革靴には、ウェルト(細革)と呼ばれるパーツがあります。

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アッパー(足を覆う部分)と底材の間、隙間を埋めるようにグルッと取り付けられています。画像の縫い目が走っている部分です。靴として完成した状態では見えませんが、ウェルトはアッパー、中底(インソール、足の裏が触れるパーツ)と縫い合わされています。

 

このウェルト、delightful toolのオーダーシューズでは2種類からお選びいただけます。

一つは最初の画像のような、平ウェルトと呼ばれるもの。名前の通り、部材の状態では平べったい細い革です。

もう一つはストームウェルトと呼ばれるもの。

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正面から見ると、L字になっています。ストームウェルトは水などを入り込みにくくするため、このような形状になったと言われています。

しかし実際は日常生活の雨くらいであれば、平ウェルトもストームウェルトもこの機能において大差はありません。ですのでどちらのウェルトにするかは、見た目や雰囲気で選んでください。あまりボリュームを出さずに、すっきりとした靴にしたい場合は平ウェルト。逆に靴全体にボリュームを出したい場合はストームウェルト。このような選び方でOKです。

どちらを選ぶか迷われた場合は「お任せで!」とおっしゃってください。その靴を履く際の服装、靴全体のバランスを考慮して最適なウェルトをご提案いたします。

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