革靴の良さについて荒井弘史さんが書いた記事(青山FANS.のブログ)を読みました。
革は可塑性がある(足に馴染む)
革は吸湿性に富む(足が蒸れにくい)
革靴の良さを感覚だけでなく、論理的にきっちり述べているところがさすが荒井さんです。
手前味噌ですが、delightful toolの靴もこの点はきちんと意識しています。革が持つ吸湿性の高さが靴にしっかりと反映されるよう、特に足が直接触れる内側には注意しています。
裏革(ライニング)は、吸湿性・耐摩耗性・見た目・コストのバランスを考慮した素材を選んでいます。足の前方が触れる部分は豚革、足の後方が触れる部分は牛革(どちらも国産)です。ヨーロッパ製の素晴らしい裏革もあるのですが、コスト面でそちらは見送りました。
また足の裏が触れる中底(インソール)はこのような革です。職人さんとの相談や試してみた結果、価格と機能が比例しやすい部材であったためそれなりに高価なパーツ(高級な注文靴にも負けないと思います)を使っています。
荒井さんが述べていたこの2点。パッと見でわかることではありませんが、私も荒井さんのようにきちんと伝えていきたいと思います。