木型の補正

新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。

関東では晴天が続き、革靴を気持ち良く履くことができています。ありがたいことです。

 

2017年1回目のブログは木型についてのお話です。

delightful toolの靴は足を計測してから1足ずつ製作しますので、ベースとなる木型を補正することもあります。

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補正する際はこのように木型に革を当てます。例えば「サイズ25だと小指が少し当たるけれど、25.5にサイズを上げると全体的に緩くなる」といった状況でこの調整を行います。25の木型の小指部分に革を当てることで、完成した靴の小指周りには少しのゆとりができます。これが「乗せ甲」と呼ばれる木型の補正方法です。

delightful toolではこの乗せ甲での補正のみ行っております。木型を削るといった方法もありますが、乗せ甲以外の補正は最終価格がある程度上がってしまいます。ベースとなる木型のバランス、価格面を考慮して乗せ甲のみに絞り込んでいます。

足の計測、外で履けるサンプルシューズの試し履き、乗せ甲での木型補正、ANCHOR BRIDGEでの製作…全ての流れが、お客様にとっての良い一足につながればと思っております。

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