今回はイタリアのタンナー・コンチェリア800社のBELUGAという革を掘り下げてみたいと思います。
色は黒、茶、紺の3色からお選びいただけます。
タンニン鞣しの型押し革で、このような表情をしています。
BELUGAの茶色はクリームなどで仕上げるとツヤはもちろんですが、色の変化が出やすい革です。
色がついた乳化性クリーム(今回はM.モゥブレイ・シュークリームジャーのレッドマホガニーを使用)を塗り込み、ブラシで馴染ませてみます。
向かって左がクリームを塗った後です。
さらに全体にクリームを塗り広げました。
今回は色つきのクリームで赤味を足して、ツヤを出してみました。色を変化させずにツヤだけを出すなら無色のクリーム、ツヤも必要なければデリケートクリームのみで仕上げる方法もあります。BELUGAはどのように手入れして、変化をさせていくかを考えることが面白い素材だと思います。「このクリームだとどんな変化が出るのか?」疑問が湧いた時には、革の端切れを使って店頭で確認もできます。お気軽にお声掛けください。