本日は靴の仕様についてのお話です。
靴紐を通す穴という、小さな部分の話ではありますが。
こちらは外ハトメと言いまして、紐を通す穴を表と裏の両面から金属パーツで補強しています。
こちらは裏ハトメと言います。その名の通り、裏面のみからの補強です。
構造上は外ハトメの方が強度があるはずですが、日常の使用においてはどちらも遜色はありません。以前お話したウェルトと同様、見た目を重視してお選びください。カジュアルさやカントリーっぽさを出すなら外ハトメ、すっきり見せたいなら裏ハトメ。このくらいの感覚でOKです。
外ハトメはパーツの色もお選びいただけます。黒・茶の他、以下の3種類があります。
アンティークゴールド。
私のイチオシです。NEW YORKやBELUGAといった革に合わせていただきたいです。ちなみに靴紐の端を留める金具とほぼ同じ色味・質感ですので、靴全体に統一感も出せます。
ニッケルシルバー。
あまり光沢が無く、上品なシルバーです。黒の革に合わせてみてはいかがでしょうか。
真鍮生地。
既にくすんできていますが、これが真鍮の面白さ。NEW YORKと合わせて、経年変化を楽しんでいただきたいです。
「どちらの仕様にするか?」「どの色にするか?」
直感で全く問題ありませんので、楽しんでお選びください。もし悩んでしまう時は私にお任せください。良い塩梅に仕上がる仕様と色をお選びいたしますので。