中底との付き合い方

足の裏が触れるパーツ、中底

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delightful toolの靴はマッケイ製法ではこちらの3ミリ厚の革を、9分仕立て(ハンドソーンウェルテッド)では5ミリ厚の革を使用しています。中底は履き込んでいくうちに足裏の形状に変化し、その人専用のインソールになります。中底は履き心地を左右する、とても重要なパーツなのです。

中底に使っている革は、より長く持つようできるだけ良いものを選んでいます。とはいえ連日履き続けたり、雑に扱ってしまえば中底は劣化して割れてしまいます。慎重に扱う必要はありませんが少しの気遣いと、たまのメンテナンスをお願いいたします。

メンテナンスはこちらの2ステップ。

1. つま先に溜まったホコリを取り除きます。

2. ロウ分少なめ、保湿力重視のクリーム(デリケートクリーム)を塗ります。

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基本はこれだけでOKです。中底のコンディションにもよりますが、3ヶ月に1回くらいのペースで十分。革靴本体もそうですが過保護はいけません。

実は中底を長持ちさせるために一番重要なのは、一日履いたら十分に休ませること。丸二日は休ませてあげてください。休ませる目的は足から吸った汗などの水分を抜くことですので、雨に濡れた場合はさらに休ませる日数を確保します。

十分な休息にメンテナンスを加えれば、中底の持ちは確実に良くなります。少しの手間と時間をかけてあげることが革靴と長く付き合うコツです。お気に入りの一足が、より長くみなさまの足元を支えてくれることを願っております。

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